OB・OGインタビュー

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NHK 西森 大 先輩

1998年卒

今どういったお仕事をされていますか

↑北京五輪48キロ級金メダルのドゥミトル選手と

↑北京五輪48キロ級金メダルのドゥミトル選手と

NHKで報道番組のディレクターをしています。入局して14年目になります。初任地は鳥取で、5年間。その後、東京のスポーツ部に6年間いました。2年前から福岡局で勤務しています。
鳥取時代はニュースの企画から高校野球中継、「のど自慢」など様々なジャンルの番組を作りました。東京スポーツ部では「サンデースポーツ」、「NW9」の スポーツコーナーなどを担当、柔道、大相撲、サッカー、ゴルフなどを中心に取材しました。アテネ、北京五輪では現地取材も行いました。北京五輪の前には、 柔道男子100キロ超級の代表争いを題材にした「NHKスペシャル」を制作。この時は2ヶ月くらいヨーロッパでロケしていました。福岡では原発関連など、 スポーツ以外の分野の番組も制作しています。

そのお仕事に、東大柔道部時代の経験がどう生きていますか

↑大学3年時の東京国公立大会。個人中量級で優勝、団体では準優勝。西森先輩は写真下段の右から2番目。

↑大学3年時の東京国公立大会。個人中量級で優勝、団体では準優勝。西森先輩は写真下段の右から2番目。

徹夜も多い仕事なので、まずは体力でしょうか(笑)それは冗談ですが、柔道部時代は「自分が強くなる」、「チームを強くする」ということに徹底的に打ち込 みました。その過程で学んだ様々なこと、工夫することの面白さ、困難なことに挑戦する気持ちの大切さ、自分の弱さ、勝負の厳しさ・・・そういった一つ一つ の経験が、自分の原点になっています。

高校時代は、どういうことをやっておけばいいですか

その時期だけにしか感じられない感情や感性というものがあると思います。高校時代であれば、何かに夢中になって打ち込むことの楽しさを知ったり、人を真剣に好きになったり、ふられて世をはかなんだり(笑)そういうことをたくさん経験することが大事だと思います。

高校生におすすめの本等はありますか

私は乱読派でしたので、小説、エッセイ、ノンフィクションと何でも読んでいました。小学校中学年くらいからずっと年間100冊前後は読んでいると思います。
高校時代によく読んだのは、司馬遼太郎、立花隆などでした。高知県出身だったので、坂本龍馬が主人公の『竜馬がゆく』には、「自分もいつかでかいことを・・・」と夢を膨らませていました。
 高専柔道に打ち込む若者たちの様子を描いた、井上靖の『北の海』を読んだのは、浪人時代でした。東大を受験する際のモチベーションになりました。今なら北大柔道部OBである増田俊也さんが自身の学生時代を小説化した『七帝柔道記』でしょうか。熱くなること請けおいです。
 多感な時期に、ぜひたくさん本を読んでほしいと思います。

その他、高校生にメッセージをお願いします

↑実業団の試合にて今もなお活躍されている西森先輩。14歳年下の選手とガチンコ勝負。

↑実業団の試合にて今もなお活躍されている西森先輩。14歳年下の選手とガチンコ勝負。

立技、寝技両方があり、柔道着を着て競い合う柔道は、世界中の組み技格闘技の中でも技術の幅が広く、工夫次第でいくらでも強くなれる創造的な格闘技です。私はもう30年柔道を続けていますが、未だに興味がつきることはありません。本当に面白いです。

そして柔道は日本で生まれ、世界に広がった文化です。どこの国に行っても必ず柔道愛好者がいます。フランスやドイツなど柔道が盛んな国はもちろん、グルジア、ラオスでも「私も柔道家です」と言うと、温かく迎えてくれました。柔道部に入ることで世界への扉が開かれます。
来たれ東大柔道部へ。道場でお会い出来る日を楽しみにしています。

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