OB・OGインタビュー

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森・濱田松本法律事務所 弁護士 柴田 勝之先輩

1991年卒

今どういったお仕事をされていますか

弁護士数 370 人余りの法律事務所に在籍しています。弁護士になってから 20 年経ちました。企業間の訴訟などの紛争を主要業務としていますが、裁判員裁判を含む刑事事件にも取り組んでおり、司法研修所教官として法律家の養成にも携わりました。

 

そのお仕事に、東大柔道部時代の経験がどう生きていますか

弁護士仲間からは「すごい体力」と言われます。知力は大したことないと言われているようで不満なのですが(笑)、この仕事は緊急時には睡眠時間も削って長 時間の打ち合わせや文書作成をしなければならないので、そのような時でも明晰な頭脳を維持するために体力は重要だと思います。柔道部時代には練習が辛くて 嫌だと思うこともよくありましたが、そこで気合いを入れて頑張る精神力・集中力を養ったことが、司法試験の勉強や弁護士の仕事にも本当に役に立ちました。

高校時代は、どういうことをやっておけばいいですか

もちろん勉強も必要ですが、勉強でなくても何か興味の持てること・好きなことを見つけて一生懸命に取り組んで、楽しかったり辛かったり、嬉しかったり悔し かったり、といった思いをたくさん経験してもらいたいと思います。もちろんそれは柔道でなくても良いのですが、若い時に体力を養っておけば一生役に立ちま すので何か運動をやってみることをお薦めしたいです。柔道は運動神経が良くない人(私もそうです)でも、トレーニングで体力をつけたり、技を工夫したりす ることで強くなっていくことができるので、とても面白いと思います。

高校生におすすめの本等はありますか

高校時代は情緒を育む時期でもあるので、音楽・絵画や文学などで感情を動かされる経験を色々しておくと、人生がより豊かなものになるような気がします。
近時の小説では、やはり『七帝柔道記』でしょうか。少なくとも東大柔道部ではここに書いてあるようなひどい目には遭わないので安心して入部してもらいたい と思いますが(私はこの作者と同年代ですが、結構話が誇張されているのではという気もします)、七大学柔道部で頑張ることの良さが感じられる作品だと思い ます。

その他、高校生にメッセージをお願いします

長期間の受験勉強にはモチベーションの維持が大切だと思いますが、自分が希望の大学に入ってやりたいこと等を思い描きながら、頑張ってください。

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